富山の山奥での語らい
◆室堂自然散策ツアー
海抜2450m。
駅から外に出てまず思ったのが、まっさおな晴天と真っ白な雲海。
山の天気は変わりやすいなかで、晴天は珍しくらしい。
とても暖かく、ヒートテック+薄めのセーター+パーカーだと暑いくらい。
室堂駅到着の15分後から丁度ナチュラリストの人が案内してくれる散策ツアーがあり、参加。
ガイドさん1人に対して、参加者は私を入れて2名だったのでおしゃべりしながら歩く。
[都道府県まわり]
新潟から来た女性で40代くらいの人。富山には結構来たことがある様子。
富山と新潟は昔は直通電車が走ってたけど今は無くなってしまったらしい。
とはいえ、新潟と富山は隣り合ってるし3時間で行き来できるから文化交流はあるらしい。
しかしその一方、富山と長野は日本で唯一隣同士なのに道路が通じてないんだそうな。
富山と長野を直接行き来するのは、このアルペンルートだけ。
だからお隣県という意識が低いらしい。
[天候]
10月でここまで晴れるのは珍しい。
ただ、晴れると天然記念物の雷鳥はでてこなくなっちゃう。
敵に狙われたらいけないからね。
ちなみに人間は敵じゃないそうだ。
それは富山の人たちが害を与えず大切に見守ってきたからなんだって。
ちなみに2017/10/08の気温は14℃。
富山の街中とは15度違うそう。
ちなみに室堂の中心のミクリガ池には未だ雪が残っていて、一年中雪があるそうだ。
冬場は10メートル以上雪が積もるから、背の高い植物は生きていけない。
木は一本も生えてなかった。
当然人間も生きていくのが難しいので、10月いっぱいでホテルや山小屋はしまるそうだ。
[山の歴史]
昔から信仰登山で栄えた。
だから300年前に山小屋がたった。
麓から人力か牛で運んだらしい大木でちょっとずつつくっていったらしい。
その小屋はまだ現存し、見学できるようになってる。
冬場で山小屋がなかても、元旦はご来光のために人がそこそこくるそうだ。
未だに毎年死者が出るらしい。
そうした神聖性はパワースポットに通じる。
しかし、パワースポットから派生したハートに見える池、インスタ映えする撮影スポットはしっくりこない。
その違和感は、どこにいってもある。
彼らの精神はいつどこに向かうのか。
兎も角、富山の子供達はそうした宗教的な背景もあり、小学校までに登るという通過儀礼になっているそうだ。
大人になって親として登り、感慨深くなるそうだ。
子供を産んだら連れておいでといわれた。
富山は働きながら育てられる環境はととっているとのアピール。
保活に対しての意識は地方でも高まってることがしれてよかった。
[巡ったルート]
美女平
室堂
黒部平
黒部湖
黒部平
室堂
弥陀ヶ原
美女平
富山