お遍路

四国一周旅行で感じたことを書く。

 

道後温泉近くの地元のおじさんがやってる居酒屋さんにて。

隣に座ってたB級グルメの店を経営してるおじさんとお話。

 

【お遍路】

まわりかた、心構え、札の色、お接待

 

何年もかけてちょっとずつお遍路巡礼してる人にあった。

初めて参ったのは10年くらい前だそう。

 

何年もかけてお遍路する区切り打ち

一回でやる人は通し打ち。一回でやると50日くらいが目安とのこと。

 

そのひとは悪いことが立て続けにおきて、藁にすがる思いでお遍路を参ることに決めたらしい。

 

お遍路はいく回数でもらえる札が変わる。

その一番初めに100回以上巡礼した証である錦札を貰い、励みにして廻り続けているらしい。

 

やはりお遍路は人生の重みを背負って歩く人が多く、5年前くらいに

スタンプラリー感覚で複数人で来てパシャパシャ写真をとる若い人が現れ始めて、

その隣に人生の重みを背負っている人がいるといたたまれなくなってたらしい。

今はそうしたスタンプラリー感覚でやってた人たちが大人になった時に、

振り返る旅があると思い出してくれればいいといっていた。

大人だ。今回の旅行の企画段階でちょっとやってみよっかなーと思ってた自分を恥じた。

 

お遍路にはお接待という、お遍路さんをもてなす文化がある。

 

南無大師遍照金剛とかえして、励みの1つにして一歩一歩進んでいく。

 

情緒が凝縮されていて、素敵だと思う。

伝統を味わう時は、その精神と自分の心を大切にしたい。

 

言われなきゃ気づかないという面はあるけど、

伝統や文化は押し付けるでも押し付けられるでもなく、教わり学びたい謙虚な心でいたいな。

 

 

 

とか思ってたけど、居酒屋の店主のおじさんが、

お遍路さんも道後温泉来たらそこらへんの風俗行きよるけんね

煩悩だらけやね、わはは

とぶっ込んできたので、ぶち壊された

 

これぞ田舎の下世話おっちゃん。って感じでした。

帰り際、

こないなとこ1人でうろうろしとったら風俗嬢に思われんで

といわれたので、とりあえずせいこちゃん聴いて帰りましたとさ。